我が社ではミャンマー人やベトナム人、インドネシア人、中国人などの外国人技能実習生を採用しているが先日そのうちのミャンマー人が7名特定技能実習生に切り替えるタイミングになりました。
特定技能実習生への切り替えのタイミングで7割退職
当然、みんなに継続して勤務する意思を固めてもらう為に日本人よりも少々優遇して待遇を提示したのですがなんとそのうち5人が退職することに。マジか!!!理由を効いてみると非常に単純明確。お金が欲しいから。家族に仕送りしたり、自分の将来のために日本に在留している間に出来るだけ効率よく稼ぎたいので地方よりも都会の給与水準の高い関東や関西へ転職するとのこと。生活基盤があり、簡単に引越しできない日本人であればその地域内での給与の比較や福利厚生などの待遇面で同業他社などに勝っていれば、そして人間関係が良好であれば継続して勤務してもらえるのですが、日本全国どこでも行けるとなるとどうしても給与水準で地方は不利。
出稼ぎのお金目的 関東や関西と収入の比較で転職
関東や関西と比べると物価が安く結局どちらがお金が貯まるかという観点から考えるとどっちが得か分からないのですが、単純に収入の多さに惹かれて転職を決意されてしまいます。ほとんど日本語が喋れず、業界の知識や経験もないズブの素人を3年かけて育てて、一人前になったと思ったら都会の会社に取られるのですから正直なところたまったものではありません。
最大5年で退職する事を前提で技能実習生の導入を検討しよう
コストや手間暇を考えたら日本人をもっと良い条件で採用した方がコストも安く優秀な人材が安定的に採用できるとさえ思えます。地方の企業で都会との給与水準の差がある会社はその点を踏まえて、3~5年で外国から来た技能実習生が退職する事を前提に利用するしないを真剣に考えて決定することをおすすめします。