従業員を採用する為に、就職フェアも有効な手段の一つです。
就職フェアもいろいろな職種があり、ハローワーク主催のもの。
商工会議所主催のもの。
有料の企業主催のもの。
自衛隊主催のものと主催者も様々です。
私は、ここに挙げた全ての就職フェアに参加したことがあるので、それぞれ説明します。
まず、一番オーソドックスなのが、ハローワーク主催の就職フェアです。
これは、ハローワークに申し込むことによって、参加できます。
目次
ハローワーク主催の就職フェアで従業員を確保
数年前の景気が悪い時であれば、申し込めば大抵参加できていました。
しかしながら、最近は、企業からの申し込みも多く、抽選になります。
最近は抽選に当選しなければ参加できない
この抽選に当たる確率を大幅に高める方法については、ハローワークのページで紹介していますので、アクセスしてください。
抽選に当選したら、就職フェアに参加して、ブースに来た方と面談して、会社の概要説明や求人情報の説明をします。
そして、その場で面接の応募があれば、その場で面接するか、それとも後日、改めて会社で面接するかという事になります。
会社見学希望もその時に受け付けます。
大まかな流れはこの通りなのです。
しかしながら、実際のところは、就職フェアに参加できたからと言って、応募者が殺到するような甘い話はありません。
はっきり言って、ここ最近、景気が良くなってきてからというもの、ブースに訪れる人が0という時の方が多いです。
そのような状況ですので、会合で会う同業他社がハローワークの就職フェアに参加しているのを見たことがありません。
参加しても時間の無駄だと考えているのでしょう。
応募者の可能性を0にしない
では、私がなぜ、そのような閑古鳥が鳴くような状況にも関わらず、参加し続けるのか?
それは、参加しなかったら、就職フェアからの応募者が0人と確定するからです。
参加していれば希な話ですが、ブースに来てくれてる人がいます。
そしてそれが、応募に繋がり、そこから採用となるケースがあります 。
人事部長の仕事は、従業員を採用することです。
採用できる確率を上げる準備
採用できる可能性が0%から5%ぐらいに上がるのであれば、参加し続ける意味はあると思っています。
そういう厳しい状況ですので、参加するにあたって、採用できる確率を5%から6%や7%に引き上げる為の準備をしています。
例えば、ブースのしきりには、目立つ様にわが社の見た目のいい従業員の笑顔で写したタペストリーを作ったり。
アピールポイントをまとめた資料を作ったり。
アピールポイントのまとめ方については、アピールポイントのページで紹介していますのでアクセスしてください。
そういう努力をして、就職フェアに参加していますので、ブースに来てくれた人を採用できた時は、非常に嬉しく思います。
商工会議所や有料の企業主催の就職フェアも有効な手段
商工会議所主催のものは、以前は、会員以外にも門戸を開いてくれていました。
最近は、希望企業が多いので、会員以外は参加できないというケースが多いようです。
会員を増やすことが、商工会議所の仕事でもあるので、会員を優遇するという意味では、当然のことでありますが。
これは、需要と供給のバランスの上に成り立っているので、仕方ないことですが。
有料の企業主催の就職フェアも利用したことがあります。
このサービスも希望する会社が多く、なかなか参加することが出来ませんでした。
主催企業の有料サービスを利用して優遇してもらう
がしかし、意外なところで転機が。
主催企業の年間55万円の有料インターネット求人を出すようになって、簡単にその枠が取れるようになりました。
これは、お得意様を優遇すると言うことだと思うのですが。
この事例から、どうしても参加したい就職フェアがあったら、その主催企業のサービスの利用を増やす事で、希望が叶うと言うことが分かります。
その企業にお金をたくさん支払えば、優先的に参加権が与えられるという事です。
自衛隊主催の退官自衛官の再就職を支援する就職フェアで採用
最後に自衛隊主催の就職フェアです。
これは、20歳代で退職する退官自衛官の再就職を支援する就職フェアになります。
これは、自衛隊に申し込めば利用できるサービスです。
10年以上、この就職フェアに参加している私が見た限りでは、以前は参加企業が非常に少なかったのですが、最近は名だたる企業が増えてきて、企業数も倍以上になりました。
そのような状況ですので、以前から、参加していない企業が参加するのは、難しいかもしれません。
景気が悪い時は、ブースに5人ぐらい来てくれて、非常に充実した時間を過ごすことが出来ていました。
逆に、最近は、わが社のブースに来てくれる、退官自衛官が0人の日もあります。
0人の時は、時間が勿体無いと思ってしまうこともありますが、一度、断ってしまうと参加できなくなる可能性があります。
また、以前のようにブースに来てくれる人が殺到して、有効な従業員の採用ツールとして、利用できる日が来る可能性が非常に高いです。
なので、またいつの日か、多くの人がブースを訪れる日が来ると信じて、退官自衛官の再就職を支援する就職フェアに参加し続けています。