水利組合長や役員と実際にあったトラブルや理不尽な要求

このカテゴリーでは、農地などを購入して農地転用許可申請をして宅地などに種別を変更する時や建物を建てるための開発行為許可申請に、水利組合長や役員の同意が必要なのですが、その時に理不尽な要求や対応をされてトラブルになると言うことを説明してきました。

このページでは私が実際に水利組合長や役員の対応で受けた理不尽な要求やトラブルや聞いた話を紹介します。

時代錯誤の無知や思い込みからくる差別的な考え方

まず、一つ目のエピソードはこれは聞いた話なのですが、ある障害者の施設の建築にあたり水利組合長やその役員に同意をしてもらいに行ったら、その水路の下側に自分の農地がある。

その、障害者施設を建設して水路に排水するようになったら障害者が服用している薬が糞や尿を通じて、浄化槽に流れ込み、そこから水路に排水される。

水利組合長や役員の対応で受けた理不尽な要求やトラブル

その水を農地に引き込んで米などを作るのは嫌だからと同意してもらえなかったようです。

時代錯誤の無知や思い込みからくる差別的な考え方です。

人体に悪影響を及ぼさない基準まで汚水を浄化しているのですから、全く問題ないに決まっています。

どう説明しても水利組合長や役員が同意してくれないので、結局、そこ水路の下をくぐらせてその地域の動脈的な水路に排水する工事を数百万円かけてやることで無事に障がい者施設の建築工事を進めることが出来たようです。

理不尽な浄化槽からの放流料金

二つ目が理不尽な浄化槽からの放流料金についてです。

だいたい物の価格や料金と言うものは大量にまとめ買いすれば安くなるのが世の常なのですが、ある水利組合長や役員は、「5人家族の一般家庭の放流料金が1年間に1万円だから、250人ぐらい収容できるお宅の建物は5人を1万円と考えて、1年間の放流料金は50万円」と言われました。

いやいや、それは高すぎるでしょう。

大口契約になるのですから、もっと安くしてくださいと頼んだら、そんなことを言うことを言うのなら排水させないと言われました。

排水できなくなると新規事業をその土地でやれなくなるので、泣く泣く50万円の放流料金で妥協しました。

ボランティアで土地を提供しろとは理不尽すぎる

こんなものぼったくりバーなんかと一緒です。

3つ目が宅地業者と売り主がこうむった水利組合長や役員からの理不尽な要求からのトラブルなのですが、敷地に面したところに1メートルの農道があり、その農道が4メートルになるように土地をボランティアで提供しなさいと言われたそうです。

ボランティアなので、農道に提供した土地の価格分、売り主と買い主が金銭的な損をします。

なので、水利組合がお金を出してその部分を購入するのであれば、全く問題ないのですが、一円もお金を出さないなんて普通に考えてそんな理不尽な要求を飲むことなんて出来ないはすです。

にも、関わらずこれがまかり通ってしまうことが非常に怖い世界で結局、売り主と買い主が半分ずつ腹を痛めて、農道に土地を提供しました。

こんな恐喝まがいの事がまかり通るような団体を野放しにする国会議員やキャリア役人には何とか法律で管理できるようにしてもらいたいものです。

身内を優遇しようとした理不尽な要求とトラブル

4つ目は水利組合の役員が自分の身内を優遇しようとした理不尽な要求とトラブルです。

わが社が土地を購入して営業所を建設しようと考えていたのですが、その奥の土地を持っていた水利組合役員の身内の土地の価値を上げるために1メートルの農道を4メートルにしろと理不尽きわまりない要求をしてきました。

更に、わが社が土地を持っていた寄付して、しかも、そこの舗装までやりなさいと言うような感じでした。

水利組合長や役員からの要求によるトラブルと闘おう

その農道の奥の幅は1メートルしかないので、全体の通行をよくするという話ではないのです。

ただ単に身内の土地の価値を上げたいという一心なのです。

公私混同はなはだしい話です。

裁判や訴えるつもりで行動して理不尽な要求を取り下げさせる

さすがにこの話は飲めなかったので、水利組合が理不尽な要求をするので「白紙にしようと思っている」と購入見送りを売り主にちらつかせたら、売り主が怒って水利組合長や役員の自宅に乗り込んで裁判するとか、訴えると騒ぎ立てたので、最終的に水利組合の役員もこれはまずいと思ったようでわが社に対する理不尽な要求を取り下げました。

他にも細々した水利組合長や役員からの要求によるトラブルはあるのですが、本当に理不尽なケースが多いので、最悪の場合は泣き寝入りせずに戦う強い気持ちが必要です。

また、水利組合と戦う方法については別のページで紹介します。