障害者の利用者を罵倒する職業指導員を退職勧告

障害者サービスを提供する者がお客様である利用者を罵倒することがNGであるということ。

それは、わざわざ上司が教えなくてもはっきり言って分かる常識的なことです。

お客様である利用者を罵倒することがNG

恐らく障害者を下に見ているから、そういう常識はずれなことが起こるのでしょうが、非常に残念なことに、私が勤める会社の関連施設で、同様のことが、地域住民からの苦情で発覚しました。

人事部長である私はその関連施設を管轄しているわけではありません。

しかし、この関連会社の社長からこの件だけでなく他にもこの苦情の対象になった職業指導員が仕事に消極的で言った事もできないし、それを指摘すると言い訳をする。

利用者に対する言葉遣いも態度も悪いので注意しているが直らない。

あまりに腹が立ったから、入社して3ヶ月未満の試用期間で研修中の立場であるが、これ以上時間の無駄だと思うと言ってしまった。

勝手をしてすみません。

今後、どうしたらいいですか?

戦力になる見込みがないので教育する時間が無駄

と報告があったので、そこまでやって将来戦力になる見込みがないのであれば辞めてもらうしかない。

教育する時間の無駄である。

本来、社長であるあなたが辞めささないといけないが自信がないのであれば私も同席するが。

と伝えるとお願いします。

と頼まれたので一緒に交渉することにしました。

まず、その職業指導員を私の部屋に連れてきてもらい、社長からこれまでの経緯を説明して退職してもらいたい旨の依頼をしたのですが、本人は辞めたくないと言い続け泣き出しました。

ちょっとかわいそうだな。

とも思ったのですがただ、例えばヤマダ電機とかに行って、電気用品の質問をして店員が罵倒してくるなんてありえる?

と聞くとない。

という事でしたので君がやったのはそういうことである。

粘り強く退職勧告をして退職を決意させる

恐らく障害者を低く見ているからそういう発言や態度が出来たのであろうが、お客様に向かってそのような態度を取る人を従業員としておくわけにはいかない。

辞めたくない。

と言って居座ってもお客様に一度でもそういう態度をとった人の悪い評価はよほどのことがないと覆らないから賞与も出ないし昇給もないということになる可能性が高い。

だから、真剣に反省しているのであれば、一旦退職して、ほかの就労施設で真面目にやったほうが君にとってもいいと思う。

それに職業指導員であるあなたは作業療法士の国家資格を持っている。

作業療法士の仕事は何も障害者に対してだけでなく、身体的なリハビリなどの健常者に対しても行える。

だから、障害者を下に見て高圧な態度が出てしまうのであれば、健常者相手の仕事ができる職場に変わったほうがいいのではないか。

と伝えると、分かりました。

退職しますと心を決めてくれました。

常識のない従業員でしたが今回のことを糧に生まれ変わってくれるといいのですが。