能力が著しく低い販売の新入社員に辞めてもらう

能力が著しく低い販売の新入社員に辞めてもらう

最近、面接の時に辞めてもらう可能性が高いと思いながら、採用する人材が多いです。

それは景気が良くなったためにどんどん就職が決まり求職者の数が減った影響です。

なので、必要な職種の採用が思い通りにできません。

よって、応募者が多い時であれば、採用しなかった仕事が出来なさそうな人材も採用しているのが現状です。

そのような環境ですから、ダメもとで採用してしまったが為に、思いのほか能力が低く、全く仕事が覚えられず、担当者が教える時間が無駄だと感じる!!!

というような残念な人を採用してしまうこともたまにあります。

販売の従業員をようやく採用したのですが

先日もなかなか採用できなかった販売の求人に応募がありました。

大丈夫かな?仕事できるのかな?この人は!!!

という心配があるような人でしたが、ようやく採用。

しばらくは必要人数を満たした環境で業務ができるから、販売部門の従業員のみなさんも安心して仕事ができるだろう。

と思っていたのですが、この新しい販売の新入社員が、とんでもない人だということが分かりました。

とにかく能力が低く、20年以上、販売業務の経験がある方で、即戦力と期待していたのですが。

なんと、教えたことも全く覚えられない。

指示したことも全くできない。

しかもできないのにそのまま放置してやったようなふりをして時間を過ごす。

能力が著しく低い販売の新入社員は部署の全員が辞めてもらいたい気持ちに

入社して2週間で、販売の従業員全員がこの新入社員に辞めてもらいたい。

という気持ちを持つようになりました。

全員がやめてほしいなんてよっぽど問題があるという事です。

私にも採用した責任があるので、販売部門の所属長と一緒に仕事ができない新入社員を退職勧告して辞めてもらうことにしました。

そんなに手こずるような案件ではないだろう。

と思いながら、問題点や販売部門の従業員全員の意思だということを伝えて、今後の進退について確認しました。

この新入社員に対して退職してくださいとある程度はっきり言ったつもりなのですが、せっかく入社したのだからこれからも頑張ります。

と非常に前向きな回答で、この回答には人事部長である私もまいったなこれは、手ごわいぞと思いました。

全然教えたことが出来るように成長してこないので教える時間も勿体無いし、全員が辞めてほしいと思っている。

とはっきり伝えているので、並の精神を持っている方であれば、すぐにでも辞表を書くようなシチュエーションなのですが、本当に図太い人だな。

とある意味感心しました。

そこで、次の手は何度教えてもできるようにならないので販売員として指導しても時間の無駄である。

そういう判断なので、販売部門に残るとしても、降格して販売助手になってもらわないといけない。

そうなると給与も賞与も大幅に下がる。

と伝えてもそれでもいいので販売部門で仕事がしたい。

苦労しましたが辞めてもらうことに成功

ということで、退職してもらうことに対して少々手詰まり感が出てきたのですが、販売部門の責任者に確認すると販売助手の仕事も無理だろう。

ということでしたので、ここで人事部長である私が納得したのでは、販売部門の従業員が全員苦しむ事になる。

だから心を鬼にするしかない。

と心に言い聞かせて、そうなると販売部門でやっていただく仕事がないので、倉庫管理の助手の仕事になる。

と伝えました。

さすがに、この図太い方も倉庫管理の助手の仕事は希望しなかったみたいです。

あれだけ退職することを拒んでいたのですが、ようやく自ら退職願を書いて退職してくれることになりました。

今回は少々手こずりましたが、戦力になれない人材の雇用継続は、非常に大きな損失になります。

無事に、自主退職に導くことができてほっとしています。