上司や管理職の仕事を全うするために、問題解決力を身に付ける事が必要になります。
仕事は多岐に渡り、会社に降りかかるあらゆるトラブルや事故や問題に対処しなければなりません。
目次
上司や管理職の仕事にトラブル処理や問題解決力は必須
そして、発生したトラブルを処理できる、問題可決力がなければどうなるか?
無能な上司や管理職としてのレッテルを張られます。
そして、場合によっては肩身の狭い苦しい思いや最悪、退職しなければならない不幸な事態に陥ります。
そうは言ってもどうやって問題解決力を身に付ければいいのか分からない。
という方も多いと思います。
そこで、問題解決力に自信がない上司や管理職が、そういうトラブルを処理する能力を身に付ける事が出来る方法を紹介します。
では、どのようにして問題解決力を身に付ければいいのか!!!
逃げる人はトラブル処理能力や問題解決力が身につかない
というと、まず第一に一番大切なことは、問題が発生した時に逃げずに真正面からぶつかる事です。
この一言に尽きます。
問題に真正面からぶつからずに逃げる人は、問題を解決することを考えずに逃げる選択をしています。
よって、思考が停止して、全く考える努力をしていないので、何年たっても年十年たっても、問題解決力が身に付きません。
逃げる為に部長職の立場を追われた事例
私の上司であった元人事部長は、その典型的な人でした。
私が係長や課長時代に困ったことや発生したトラブルやクレームを相談に行っても、気がついたらなんかごまかされて、その場からいなくなっていました。
そんな感じで責任感もなく問題やトラブルを解決する力も身についていなかったので、別のページで紹介した、詐欺事件に嵌められて退職する羽目になりました。
それに私より30歳ぐらい年上だった他部署の部長も、いつもは豪腕な采配を振るうのですが、自分で対応できない困難な案件が発生するたび、私のところに来て、オロオロしていました。
どうにかこうにか私を案件に絡まそうとしたり、私知らないわよと逃げ腰になったり。
いつもは自分が正しいとか、自分は偉いとふんぞり返っているのに、この姿は滑稽でした。
結局、この他部署の部長も最後は、退職勧告を受けてわが社を去っていきました。
このように私の身の回りで実際にあった出来事からも分かるように、トラブルを処理できる問題解決力がないと会社内での立場を失ってしまうことになります。
はっきり言って問題を解決する能力は苦しい思いをして、しんどい思いをして、あれやこれやと解決する方法を真剣に考えて、行動しなければ身に付きません。
さらに、真剣にトラブルや問題を解決する方法を考えるだけでは、どんな困難なことも解決できる問題解決力は身に付きません。
身につけ方は失敗した時になぜ失敗したのか真剣に考える
ではさらにどういう事をすればいいのか?
というと真剣に問題を解決する方法に考えて、行動しても、成功する事もあれば失敗する事もあります。
成功した場合はいいのですが、失敗した場合は、なぜ失敗したのか真剣に考える事が必要になります。
そして真剣に考えて、何が悪かったかとか、どうすればよかったかという結論を出します。
そして、次回、同じような事が起こった時に、同じ過ちを犯さない様にします。
このサイクルを繰り返し繰り返し実行することによって、知らず知らずの間に、トラブルを処理する問題解決力が高くなっていきます。
それができると、いつの間にかどのような問題が発生しても、全く動じずに解決できるようになります。
トラブル処理や問題解決力がなく困った時代も
私も人事部長に昇格した時は、全く問題解決力がありませんでした。
正直、トラブルや問題や事故の処理をするのが、非常に苦痛で辛かったです。
それでも逃げずにどうにかこうにか真正面からぶつかって、悩み抜いて試行錯誤して、自分なりに結論を出していきました。
30歳前半で人事部長に昇格したものですから、その結論が間違えてた場合は、やっかみもあり周りからよってたかって責められました。
その時は本当に苦しい辛い思いをしましたが、それでも逃げ出さずになぜ失敗したのか?
自分なりに検証して、こうすれば成功していたのではないか?
と真剣に考えて結論を出していきました。
解決できないトラブルや問題はなくなって
その作業を数年間繰り返していると、本当に知らず知らずのうちに問題解決力が高くなってきました。
そして、ほとんど解決できないトラブルや問題はなくなってしまいました。
そうなると苦痛で苦手だったトラブルや問題や事故処理もどうにか出来るだろうと、全く余裕で対応できるようになりました。
その結果、殆どの場面でストレスなく対処出来る様になってきました。
上司や管理職として、優秀な仕事をする為には、問題解決力を身に付ける事は絶対に必要なことです。
是非、問題やトラブルから逃げずに、思考錯誤して自分なりの答えを出して、検証する作業を繰り返して行ってください。
いつか必ず成功できる事間違いなしです。
先日、私の勤める会社で別部署の副部長が、困難な仕事から逃げて最終的に自らその職を降りる事になりました。
命令された仕事や事務仕事の処理は早く、人事部長の私としては期待していたのですが、反面、心配していた部分がありました。
それは、仕事をしない、態度が悪いわがままで高圧的な従業員を全く指導せずに見て見ぬふりをしたり。
苦情やトラブルから逃げたり。
逃げずにやった先にしか安定した幸せはない
傍から見て、困難な仕事からどうにかして逃れようとしたりする行動が見られました。
なので、この別部署の副部長が一人前の部長に成長出来るように。
人事部長の私がその都度教育していこうと考えていました。
この副部長の年齢は、30歳代後半で順風満帆な出世街道を歩いていました。
ところが、やはり困難やトラブルから逃げるところがあったので、出世街道の途中でつまずいてしまいました。
この事例から分かるように、困難やトラブルから逃げて、目先の得を得ても、長期的に見るといつかその付けを払う時が来て大損をします。
よって、この人事セイバーのホームページやブログを見た上司や管理職の仕事をしている方も、こころざしている方も逃げた先にはつまずきしかないことを心に深く刻み込んで下さい。
やった先にしか、安定した幸せはないんです。