根性のないストレスで仕事を投げ出す心の弱い人に管理職は任せられない

11月からある販売店の店舗を任された新任係長がいました。

その新任係長は、本店での担当者としての仕事が認められて、経営不振の店舗の責任者として期待を込めて係長に抜擢されました。

そして、その係長が配属されるまでは、お客様を待たせるのは当たり前。

経営不振の店舗の責任者として係長に抜擢

商品は欠品して機会損失を出している。

お金や在庫が合わない。

そんな感じて正常な店舗として機能していなかったのですが、その新任係長が配属されてからと言うもの、そういう問題が解消されて、スムーズに業務が遂行されるようになりました。

やはり、いいサービスを提供するためには、仕事が出来る優秀な人材に管理してもらう事が必要なんだ。

とその新任係長の働きに感心していたのですが、その部署を管轄する部長からまたまたトラブルが発生したと言うのでどうしたのかと思って聞いたら、その新任係長が退職すると言っているとの事。

まだ配属されて数週間しか経過していないのに。

何が起きたんだ。

根性のないストレスで仕事を投げ出す新任係長

と思って聞くと私の部下の課長が出来ていないことに対してあれやこれやといろいろと指摘して、そのストレスでこれ以上続けるのが限界との事でした。

確かに私の部下の課長は細かい指摘や指導をするので、ストレスがあるのは分かりますが、そんな風に課長が管轄外の新任係長の指導をするのには訳があります。

それは、新任係長である上司である私にそのことを報告してきた部長が、自分の配下である販売店の問題を放置したり、部下からの相談も聞き流すところがあり、本来その部長がしないといけない仕事を私の部下である課長がやっているからです。

私の部下である課長は非常に面倒見がいいし、優秀なので、問題が起きたり、判断が難しい案件があると新任係長をはじめ、多くの従業員が相談に行くのです。

困ったときに相談に行って助けてもらっているのに、あれやこれやと言われてうっとうしいなんて、本当に自分勝手な話だと思いますし、他部署の課長の言動や行動からのストレスで、昇格してたった2週間で抜擢された係長の仕事を投げ出すなんて、責任感が無さすぎますし、精神や心が弱すぎます。

心の弱い人に管理職や上司は任せられない

こんなに弱かったら、現場で発生する数多くのクレームやトラブルに真正面からぶつかって解決する力なんてあるはずがありません。

そして、そのストレスに耐えて前向きに乗り越えられる強い心や精神力のない人は優秀な管理職になって成功することなんてないので、この新任係長にその販売店を任せることは出来ないなと確信しました。

期待の大きい若手でしたが向いていないことが早めに分かって良かったのではないでしょうか。

結局、この新任係長は翌月には自分から一般社員に戻ることを望みましたので、その申し出を快く受けて今は一般社員として機嫌よく働いてくれています。

仕事を優秀にできても、管理職として優秀かどうかは別物ですね。