面接で本音の退職理由を言わない人は不利になる

面接をしていていつも思うのですが、勉強するために。

成長するために。

新しいことに挑戦するために。

退職理由を聞くと全て前向きな回答をする人がいるが不利になる

退職理由を聞くと全て前向きな回答をする人がいますが、これははっきり言って逆効果です。

不利になるよの一言です。

なぜ不利になるのか?

退職するにはするなりの納得できる理由がある

私の経験上、退職するには理由があります。

そして、転居や親の看護や介護等、誰が見ても退職が納得できる理由であれば納得できます。

その納得できる理由以外であれば、かなりの高確率で後ろ向きな理由があります。

上司のパワハラやいじめであったり。

セクハラであったり。

ブラック企業のような過酷な勤務体系だったり。

給与が安くて生活できないということだったり。

人は満足している時に退職しようなんて考えない

人は満足している時に退職しようなんて考えません。

それは、人事部長として多くの退職に関わってきたので、よく理解しています。

先日も面接の中で退職理由を聞くと、忙しくてお客さんと向き合う時間が少ないから。

ということでしたが、本音の理由を話してください。

私の経験上、そんな理由で退職はしないと考えています。

通常嫌なことがあって退職するので、その本音を言ってくれないと不利になりますよ。

と伝えました。

するとそういうことでしたら。

と言って、勤務時間が長いからです。

一人でやっているので、トラブルが起きたら、夜中でも呼び出されます。

面接で本音の理由を伝えないと不利に

それに加えて毎日1~2時間残業がある。

その勤務がきつくて退職しようと考えた。

と回答がありました。

その回答を聞いて、そういう理由でしたら納得できます。

大変な職場で仕事をしていたのですね。

と伝えて、私も納得できたので内定を出すことにしました。

このように面接で前向きないいことばかり話す人は信用されません。

本音を話すことが内定の近道

本音を話すことが内定の近道です。

そのことを理解していないと面接官が求めていない反対の回答をして、不採用が続き、不幸せになります。

先日も面接で、ご主人が病気になり、だから退職するという人がいました。

いやいや、ご主人が病気になって退職するのであればわが社でも仕事できないでしょうと思って、そのまま伝えたら、奇跡的に良くなったので仕事が出来るようになったと言うので、それなら今まで勤めていた会社を退職する必要ないでしょう?

と伝えました。

すると迷惑をかけたのでその責任を取って辞めるというのでますます意味が分からなくなってきました。

いやいやその会社もせっかく戦力に育てた人に辞められると損でしょうし、あなたも会社に不満がないのなら、新しいところで働くよりも慣れたところで働く方が楽でしょう。

はっきり言いますが、本音の退職理由を言ってくれないと面接では不利になりますよ。

このままでは内定は出せないと伝えるとかなり怒り気味にそれなら本当の理由を言うが、経営者が変わって経営方針が変わった。

それで仕事が出来ない人は容赦なく飛ばされたり、降格されられたり、左遷される。

納得できる理由でも態度が悪ければ不採用に

それが嫌で退職したという事でしたので、それだったら退職するのも仕方ないですねと納得できました。

ただ、人事部長の私としても面接で怒りの感情をあらわにするような人は採用できないので、不採用としました。

私が採用を伝える前に応募者も私が本音を引き出すまであれやこれやプレッシャーをかけたのでそれが不満だったのでしょう。

応募者の方から選考を辞退したいと連絡が入りました。

こちらも不採用を伝える手間が省けてラッキーだったのですが、面接で本音の退職理由を言わない人は不利になるので、なるべく正直に話した方が好感を持たれて良い結果が生まれる可能性が高くなります。