うつ病等の病気や不登校を正直に告白すると面接で不利に

面接でこんなことを言うと不利なのになと感じることがあります。

その典型的なものが病気や不登校です。

わざわざ退職や出社拒否のリスクの高い人を採用しない

特に不登校は、嫌な事があったり自分に問題があって学校に行けなくなっているので、精神的に弱いとか、人間関係が築きにくいとか、悪いイメージを持ってしまいます。

履歴書等の志望動機で、学生時代に不登校になったが、精神科の病院やクリニックを受診して助けられたことや安心した事とがあり、人を助ける仕事がしたいと思った。

というような事を書いている方がいますが、不登校になって、精神科病院やクリニックに受診した事が面接でそもそものマイナスになるので、この時点で不採用が決定したようなものになります。

いくら口で不登校等を克服したといっても、面接官は現状のその人の状態を知る由がありませんので、もし本当に大丈夫であったとしても、わざわざ出社拒否や早期退職につながるリスクが高い人を採用しません。

そして、私の経験では、人間の性格や特徴は簡単には変わりませんので、恐らく精神的に弱いままだというケースが多いです。

(死ぬ気で克服しようと努力した場合は、克服できるケースもあると思いますが)

次に病気についてですが、全ての病気が不利だとは言いませんが、なかなか克服しにくいものについては不利になると考えていいと思います。

例えばうつ病で前職を退職したというケースですが、当然、面接官はその回答を聞いた時点で、この人は精神的に弱いと思うので、採用してもちょっと困難なことがあったら、うつ病になって休職する可能性があるので、不採用にした方が無難だなと考えられます。

退職理由は病気を伏せて過酷さをアピール

どれだけその職場がブラック企業で過酷だと説明しても、うつ病と診断されたことを伝えてしまうと不利になる可能性が高いので、うつ病になったという事は伏せて、仕事が過酷だったから退職したという回答にとどめていいた方が良いと考えます。

(私自身もうつ病で前職の証券会社は退職しました。

そして、そのあと現在の会社に入社しましたが、入社後も何度もうつ状態に陥って、もう、限界。

退職しようと思ったことが何度もありました。

ただ、うつ病は自分が未熟で、人事部長という荷が重い仕事を若い時期から任されたことが原因なので、それを克服すれば何とかなるという思いもあり、自分の器や能力を広げるために、たくさんの本を読み、お金も100万円ぐらいつかって、いろいろなセミナーなどに参加して自分を高める努力をした結果、人事部長の仕事で困るようなことがなくなりました。

その結果、うつ病が再発することがなくなりましたので、私自身の体験から、相当な努力で能力不足を克服しないとうつ病は克服できないと考えています。)

がんや白血病になって治療に専念する為に退職したケースも、いくら完治したといっても再発する可能性があり、就職しても治療が必要になり、休職したり退職する可能性があると考えられて不利になります。

よって、仕事を休んでの受診が必要ない状態であれば、その癌や白血病になったことは伏せて面接を受けた方が有利になります。

病気や不登校は伏せた方が面接で有利

逆に、風邪をこじらせて長期入院が必要で退職したケースや大事故で怪我をして完治するまでに時間が長期間必要で失業したというケースであれば、完治すれば、再発し休職したり退職する可能性がないので、全く不利になる事はないので、面接で正直に話しても全く問題ありません。

入社した後に、体調が悪化して、嘘をついたことがばれて、ペナルティーを与えられる可能性もありますが、まずは、入社して自分が希望する会社で働ける場所を作ることが先決なので、面接で不利になることはあえて自分から言う必要はありません。