先日、わが社の販売の仕事の求人に応募してきた女性の求職者の面接をしたときの話です。
人事部長の私の部屋に入ってきたときの第一印象はまずまずでした。
面接の印象や人間性は良かったが
仕事はこれまでの造船の仕事や工場の製造ラインの仕事をしている人でした。
女性にしては珍しい経歴の持ち主です。
退職理由は会社の業務縮小によるリストラや重い荷物を持つことによる腰痛でした。
退職理由は違和感なく正当な理由に感じました。
そして、わが社の求人に応募した具体的な理由を聞いていたときに、なんか応募者の小指に違和感を感じました。
小指に刺青(入れ墨)やタトゥーが入っている
そして、じっくり見るとなんと刺青やタトゥーが入っているじゃありませんか。
(指輪風の入れ墨でした。)
あらら、悪い印象じゃなかっただけにちょっとがっかりました。
更に私は刺青やタトゥーが入った人を面接するのは初めてですので、どういう判断をすればいいのか頭のなかで考えました。
私自身は空手道場で監督をしていて空手の世界では刺青やタトゥーが入った人を何人か見たことがあります。
なので、全然刺青やタトゥーに対して抵抗はありません。
しかし、お客さんは刺青やタトゥーが入っている人を怖いと感じるかもしれません。
銭湯や温泉ではいまだに刺青やタトゥーが入っている人は入浴禁止となっています。
海外ではファッションとなっている刺青やタトゥーですが、日本ては恐怖の対象となっています。
なので、正直な話、私は刺青に抵抗はありませんが、お客さんは抵抗がある可能性がある。
なので、お客さんにストレスを与えないために刺青やタトゥーを隠す方法はありませんか?
(興味もあったので、どうやって入れ墨やタトゥーを入れたか聞くと友達と二人で自分たちで入れたという事です。
素人でも簡単に入れ墨を入れることが出来るんですね。)
販売の仕事でお客様の接客をするが採用することに
と確認したら、これまでもやっていたが、絆創膏などでかくすことができると言うことでした。
それなら、問題なさそうです。
念のために刺青やタトゥーを絆創膏などで隠すことを条件に入社させて良いかどうか社長に確認することに。
社長に確認したら、趣味の友達は刺青やタトゥーが入っている人がたくさんいるので、特にクレームや苦情がなければそのままでよいだろうと言うことになりました。
ものすごく寛大な対応でした。
なので、早速電話をかけて、話し合いの結果、販売の仕事で面接に来た女性は、刺青やタトゥーを隠さずに仕事を開始することになります。
トラブルが起きなければ良いのですが。
翌日わが社に来てもらい、入社書類を説明した感じは素直そうな感じで特に問題なく仕事は出来そうに感じました。