先日、事務員の面接をしていて優秀だなと思う人が一人いました。
経歴は有名私立大学を卒業したあと、銀行に入社。3ヶ月で退職。
事務員の面接をしていて優秀だなと思う人が
退職理由は先輩が自殺未遂をしたからとのことでした。
そして、パチンコ屋でアルバイトをして、その後、車販売のディーラーに就職。
ただ、そこでは給与がインセンティブもなくて少ないので退職したとのことでした。
なので、もともとインセンティブのある契約だったかどうか確認するとない契約だったとのことでしたので、それなら仕方ないですねと言うことと給与を聞くと手取りで二十万円ぐらいで少なく生活が厳しかったと言うのを聞いて、あらら、わが社の給与はもっと安いのに大丈夫かなと思いました。
そして、そのつぎの仕事がレンタルショップでそこでは四年ぐらい働き、激務で家にいないことが多いので、子供に父の存在を忘れられるから退職したことにしたと言うことでした。
わが社に応募した理由は、プラチナくるみんを取得していて子育てしやすい環境があることと、ホームページの印象がよくいい会社だと思ったからだとのことでした。
給与が少なく生活が厳しかった退職理由が引っかかる
この時点でこの面接応募者を採用してもいいなと判断していたのですが、先程の給与面が引っ掛かります。
なので、単刀直入にわが社の給与体系で大丈夫か確認することにしました。
求人票には基本給の額を記載していましたが、幅があったでしょう。
あなたは事務の仕事の経験がないので、その幅の中で一番低い基本給になる。
わが社のこの事務の仕事は基本的に残業がないので、基本給と通勤手当てが支給される給与の総額になる。
先ほど給与が安くて生活が出来ないから退職したと聞いたが、わが社の給与で生活は成り立つのか?
と聞くとかなり迷っていましたが、成り立たないと言う回答になったので、それなら面接を辞退しますか?
と聞くとはいという回答でしたので、履歴書を返却して面接の実績をなかったことにしました。
更に低い当社の総額を面接で正直に告白
優秀で採用したい気持ちはありましたが正直な給与を説明せずに入社が決まっても、結局、早期の退職に繋がります。
そうなると入社の手続きに要した時間や教育に要した時間が無駄になります。
なので、正直にわが社の給与を説明してそれで選ばれないのならしょうがない事だなとあきらめるしかありません。
わが社は優秀で仕事ができるごく一部の人材に対してはかなりの高報酬を払ってくれるのですが、この人がそこまでの人材になれるかどうかは分からないですし、そこまで我慢して仕事ができるかどうかも分からないのでそのことを伝えてもしょうがないとも思いました。