このページでは、まず、面接時に、履歴書から質問を考える方法やテクニックを紹介します。
私が人事部長に昇格したのが、今から13年前になります。
もともとコミュニケーション能力がそれほど高くなく、まったく自信がなかったので、面接に相当な苦手意識を持っていました。
本当に、話すことが苦手でした。
はじめの内は、面接するにしても、何を質問して良いのか全く分かりませんでした。
そして、苦手なので、出来ればしたくないと思っていました。
しかし、人事部長になってしまったので、どうしても、面接から逃れることが出来ませんでした。
逃れるイコール退職若しくは降格につながるので、面接をやらざろうえない状況に追い込まれました。
どうすればスムーズに苦労なくできるのか。
いろいろ試行錯誤を重ねました。
目次
面接の質問に関するマニュアル的なものを作る
そして、最終的に誰に対しても使える、面接質問に関するマニュアルを作れば困らないだろうという結論に達しました。
マニュアルといえば固いもの。
面倒くさいなと思われるかもしれませんが、自分の頭の中で作るのでそんなに難しくありませんし、一度作ってしまうと楽になります。
このページでは、履歴書から質問内容を考えて誰がやっても、20分程度のスムーズな面接が出来る方法を紹介します。
是非、話が苦手な方も、不得意な方も、この面接での質問の仕方や方法を覚えて、面接が得意な上手な人に、生まれ変わってください。
面接が得意に上手になれば、仕事が出来る優秀な人材を採用することにもつながります。
よって、会社に対する貢献度が大幅にアップしますし、やりがいも大きくなるはずです。
では、面接でどういうことを聞くのか?
まず、学歴についてです。
なぜ、その学校に進学したのかとか。
学校でどのような勉強をしていたのだとか。
部活やクラブは何をしていたのかとか。
中退等していれば、どういう理由で中退したのか。
を確認します。
正当な理由なく退職している人は我慢できない人
中退した場合や浪人や留年しているような、ネガティブな事実については、ある程度、掘り下げたほうがいいと思います。
その人がどういう人間か?
どういうことが苦手か?
どういうことを苦痛に感じるか?
ということがよく分かります。
職歴については、なぜ、その会社に入ったのかとか。
その会社でどのような業務をしていたのかとか。
退職した理由は何なのかとか。
単純に履歴書の中で気になる点を、面接で質問して確認します。
正当な理由もなく、何度も転職を繰り返している人は、同じ職場で我慢できない人である可能性が高いです。
よって、採用しても、すぐに退職してしまう可能性が高いです。
なので、面接官が納得できる退職理由であるか、確認しておいてください。
例えば、転職を繰り返した全ての職場で、上司や同僚にいじめられたとか、将来の展望が見込めないため等々、周りの人間や会社や環境のせいにする人はどうなのか?
多分、入社しても、同じように周りの人間や会社や環境のせいにして、不満をためて、退職していくと思います。
ということは、不採用にする方がいいという事になります。
納得できる退職理由はポイントアップ
それだったら誰でもが退職するなと言う納得できる理由で退職している人は、ポイントアップです。
主人が転勤してとか、残業が毎月80時間以上とか、子育ての為にとかです。
次に職歴にブランクがあった場合は、その間、何をしていたか確認します。
自分探しの旅に出ていたとか。
専門学校で勉強していたとか。
仕事が見つからなかったとか。
親の介護をしていたとか。
質問に対する答えが返ってくると思うので、例えば、どこにいって、どんなことをしていたのだとか。
何の勉強を何の為にしていたのだかとか。
就職活動で、何社不合格になったのかとか。
どんな業種の会社の就職試験をうけたのか?
とか、もう介護しなくて大丈夫なのか?
等々、職歴のブランクに対する疑問点を、質問することによって、面接内容が発展していきます。
面接の内容が発展していって自分がなるほどと感じた人はプラスポイント、そう感じられなかった人はマイナスポイントを付けていきましょう。
自分探しの旅なんて現実逃避しているだけなので、そういう人は、不採用にした方が良いでしょう。
20分程度面接で質問することは簡単
人間は厳しいところで耐えることで、成長するからです。
履歴書の中に免許や資格の欄がありますが、内容が分からないものがあったらどういうものか、率直に面接の中で質問します。
たくさん資格を持っている方に対しては、勉強をよくしていますね。
とか、頑張っていますねと相手をほめます。
趣味や特技を書いていない場合は、その理由を確認したり、興味が持てる趣味や特技があったら、率直に聞きたいことを面接の中で質問します。
その他、小さい子供がいたら当たり前ですが、急な残業は可能かとか。
いつから出勤できるのかとか。
交通手段とかを確認します。
健康面を質問 することも大切なことです。
持病とかはありませんか?
的な感じで。
いつから出勤できるのかを聞いていたほうが良いでしょう。
人事部長である私がよく使う質問の内容
次に履歴書から質問を考えて面接をするテクニック以外に人事部長である私がよく使う質問の内容を下記にまとめました。
まず、貴社の求人に対する志望動機を聞きます。
なぜ、当社への入社を希望したのですか?
と志望動機を聞きます。
志望動機や他社への就職活動について確認
やったことはないけどやってみようと思ったとか。
特に理由はない等々あいまいな返事や明確な志望動機を説明できない方は、ぼんやりとした目的意識しかもっていなかったり、やる気の無い何も自分の頭で考えることが出来ない人間である可能性が高いので、なるべく不採用にするのが無難です。
次に、当社以外に就職活動をしていないか質問で確認します。
している場合は、当社の内定を得られたらその時点で就職転職活動を終了して、当社に入社してくれるか確認します。
もし、転職活動をしていて、他社の結果を待って入社を決めたい!!!
と言っているような人は、恐らく当社を第一希望と思っていないので、入社してくれない可能性が高いです。
ただ、優秀な仕事が出来る人材で、それでも欲しいと思うのであれば、私はあえて内定を出して、その方の返事を待つようにしています。
その理由は、この質問に対して正直に他社の結果を待って入社を決めると言ってしまうと自分が不利になるので、うそをつく人も多いと思いますが、その不利になる回答を正直に告白出来る人だからです。
恐らく入社しても、正直に誠実に仕事をしてくれるはずです。
やはり誠実さは採否を決める上で重要なポイントになります。
次に内定になったらいつから出社できるか?確認します。
在職中の方は、会社に退職の意思を示さず就職活動をしている可能性もあるので、当社が困らない時期に入社してもらえるかしっかり確認しておいてください。
この時に即刻退職して入社する!!!
という人は要注意です。
面接官が使う質問マニュアルで採用のプロに
通常、就業規則で退職前の1か月前に退職願を提出することと定められています。
民法でも2週間前に退職の意思を示すこととなっています。
よって、就業規則に定められた退職届を出す時期を守れない方はモラルが低く、ルールを守ろうとか周りの人に迷惑をかけるから申し訳ないと言うような常識がない方なので、確実に不採用にすることをおすすめします。
その他応募者から何か質問がないか確認します。
求人票やホームページやパンフレット等からの知識しかないので応募者も質問したいことがたくさんあります。
相手の疑問点を聞き出し、回答する事も面接のテクニックになります。
この人事部長などの面接官が使う質問マニュアルで苦手な方も安心のページで勉強したことを利用して、今日からあなたも人材採用のプロになれます。