私は人事部長をして早くも十年以上が経過するのですが、なかなか自分の管轄外の部署の平社員とは話す機会がありません。
なので、人事部長で人事をつかさどる立場なのですが、話したことのない人の人事を最終決定することもあります。
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管轄外の部署でほぼ接点がないのに印象がいいなと思う人が
(あまり胸をはって言えるような事ではありませんが。)
しかし、そんな私も自分の管轄外の部署でほとんどの話したことのない人の中でも印象がいいなと思う人がいます。
(友達のように一緒に飲みに行くぐらい仲がいい人は除いてです。)
しかも、一人ではなく何人も。
そういう人はどういう人なのかと言うとすれ違うときに笑顔で挨拶してくれて、従業員旅行などに行ったら、気を使って席を取ってくれたり、食堂でご飯を食べていたら部長これ食べてとお菓子等を持ってきて、コミュニケーションを取ってくれる人です。
私は従業員の皆さんからかなり気を使われる立場なので、あまり職場で声を掛けられる事はないのですが、逆に声を掛けられる事に餓えていますので、嬉しく思います。
そして、親切にされたらいい人だなと思います。
私が印象が良いと感じる他部署の人が性格が悪く嘘をついてかき回している
ところがこの判断基準が間違っていることに最近気がつきました。
どうやって気がついたのかと言うと部下の人事部の次長と話をしているときに、私が印象が良いと思っている他部署の人が性格が悪く嘘をついてかき回していると言う話を聞きました。
えっ、私が印象がいい人なのに。
上司と従業員の対応を使い分けているんですね?
と次長に話しました。
そして、さらにと言うことはもしかして、私が印象が良いと思っている人は、私にそう思われた方が得だから、意識して私に関わり取り入ろうとしているのですかね?
普通の人は立場が違いすぎるから自分から私に話しかけにくいですもんね。
と伝えて、私が印象が良いと思っている人の名前を挙げたら、なんと驚くことに全員が各部署の中で問題行動があってもて余している人だと分かりました。
これにはビックリです。
管轄外の部署で付き合いがなくて印象が良い人は悪い人材の可能性が高い
自分の管轄する部署であれば、直接その仕事ぶりを見て、ある程度適正に判断できる自信があるのですが、薄い付き合いだとこうまで判断を間違ってしまうのですね。
人間不信になりそうです。
今回、管轄外の部署で付き合いがなくて印象が良い人は悪い人材の可能性が高いと言うことがよく分かったので、その事を踏まえた上で人事を考えたり、対応していきます。