先日、わが社の外国人労働者を管理している団体が立入検査に来ました。
人事部長として労務管理の対応、現場の責任者が教育や業務管理について対応、そして、外国人労働者からの現状の聞き取り調査がありました。
そして、最後に人事部長の私と現場の責任者に講評があったのですが、一部の外国人労働者が日本人労働者にきつく当たられて苦しんでいると言われました。
外国人労働者が日本人にきつく当たられて苦しんでいる
私は寝耳に水だったのですが、管理団体の人からその外国人労働者は現場の責任者にも伝えていると言うことで、冷たく当たる従業員の名前も教えているということでした。
(私も管理団体の人から問題の原因となっている従業員の名前を聞きました。)
にもかかわらず改善していないので、仕事に来るのが苦痛だとのこと。
いやいや、放置はいけないだろうと考えてその場で現場の責任者に確認したら、へっちゃらな顔をして、その件は解決していますと言うのです。
何ヵ月前かに確かに名前が挙がった従業員とトラブルになったのですが、解決したから大丈夫と自信をもって言うのです。
いやいや、ちょっと待ってよ。
そんな回答をするような人は絶対にこの問題を解決できない。
人間関係のトラブルを指摘されても認めない責任者
だって、今まさに苦しんでいるから管理団体の人に苦しい現状を訴えているのですから。
それに対して全く聞く耳を持っていない人がこの人間関係の問題を解決できるわけありません。
この現場責任者は問題解決能力0で絶対にこの問題を放置すると思いました。
なので、ちょっと厳しく、あなたの話を聞いていたら今は人間関係のトラブルが全くないと言うように聞こえる。
しかし、現実にあるから管理団体の人に苦しい現状を打ち明けているんだ。
今の考え方だったら絶対にこの人は問題を解決せずに放置する。
そうなると我慢できなくなった外国人労働者は国に帰ってしまう。
と言うと、また、現場責任者がその名前が挙がった日本人従業員は外国人労働者だけでなく、日本人にもキツイから普通のことだと言うので、他の人にもキツイから良いと言うことではない。
それがパワハラに当たることなら上司や管理職である現場責任者が注意指導しないと退職する従業員が減らない。
だから、現場責任者の上司である課長に報告して、まずはこの苦しんでいる外国人労働者から聞き取り調査をするように。
問題解決力0で放置しそうなので課長や部長に
そして、人間関係のトラブルになっている日本人労働者に問題があれば注意や指導をする。
なくても人間関係のトラブルのある外国人労働者と日本人労働者の間のしこりを取り除く。
それをしないとこの問題は解決できないと伝え、指示しました。
課長だけでは物足りないのでその上の部長にも人事部長である私から伝えたので何らかの改善に繋がるとは思っているのですが、人間関係のトラブルを指摘されても認めない責任者は問題解決力0で放置すると言ういい例だったので、その上司や管理職である部長や課長の教訓になってくれれば良いのですが。