人材難の企業の人事担当者にとって、人材紹介会社は必要な従業員を採用するために大事なツールの1つです。
人事部長をしている私も人材紹介会社の力なくして必要な人材を確保することが非常に難しいので大切に扱っています。
人材紹介会社の力なくして人材の確保が非常に難しい
なので、この人材難の採用者側にとって厳しい現状のなかでも必要な人材を確保できています。
本当にありがたいことです。
そんな状況にも関わらず、別部署の副部長が人材紹介会社の顔を潰すような、わが社との信頼関係を壊すような掟破りを要求してきたので、私としては了解できないと言うことで対応させてもらいました。
ことの始まりはその副部長管轄の部署の求人に対する応募者を面接です。
人材難のなか幸いにも紹介業者を通じて3名の応募があり、その中から合格者を決めることにしました。
面接官は人事部長である私と副部長の上司である部長です。
二人で面接して、見学は副部長が案内するという形で行いました。
いまいちでしたが紹介会社の顔を立てて採用することに
面接の印象で言うと3人の中では2番目の人が一番良かったです。
一緒に面接をした部長も同じように言っていました。
本音で言うともっと優秀で性格がよさそうな人が良かったのですが、この人材難の中、全員お断りして、この後応募が続く保障もありませんし、人材業者から内定をなかなか出さない厳しい会社と認識されて敬遠されても困るので、管轄している部長に副部長の意見も反映して、もし、良ければ二人目の人に決めようと伝えました。
すると管轄部長の方から副部長は一人目と三人目の人の事は悪く言っていたが、二人目の人の事は何もいってなかった。
なので、二人目の人で大丈夫との事でした。
そういうことであれば善は急げです。
早速、人材紹介業者に二人目の人の内定を伝えました。
ところがです、それから二時間後、副部長から二人目の人を不採用にしてもう一度、採用活動を続けてもらえないかと相談がありました。
いやいや、遅いよ。
内定を伝えた後の取消しは信用がなくなり取引が途絶える事も
もう二時間早くいってくれていれば不採用にも出来たけど、もう、人材紹介会社にも内定を伝えたし。
今から断るなんて不誠実な対応をしたら今後二度と人材を紹介してもらえなくなる。
だから、今回の事を教訓にするのなら、採用してもらいたくないのなら部長にその事をはっきり伝えること。
そうすれば部長も副部長の意向を無視して内定は出さない。
ただ、これだけは忘れてほしくないのだか、今は本当に人材難で、ある程度妥協して採用しないと取れない。
何人か続けて不採用にしたらその後の応募がないなんて事はよくあることだ。
だから、他の部署でも妥協してでも頭数を揃えるためにちょっと難しいかなと思う人でも採用していると伝えました。
そこまで説明すると副部長も分かってくれたようで、分かりましたと言ってくれましたが、このブログを読んだ人も紹介業者に内定を伝えた後の取消しは信用がなくなり取引が途絶える事もあると言うことはしっかり頭に刻み込んで下さい。