前職で盗みを働いた経歴詐称が入社後に発覚 内定就職取り消し交渉

先日、わが社に経歴を詐称しているエンジニアが就職しました。

前職で機密事項の漏洩や機器の盗みをした人でわが社が加盟する協会の中で絶対に就職させてはいけない危険人物として情報共有されていました。

前職で機密事項の漏洩や機器の盗みをした人で危険人物

その情報をわが社のグループ会社の社長から人事部長である私に伝達がありました。

私も分かりました。

気を付けますと社長に伝えて関連会社の人事担当者も含めて周知しました。

しかしです。

私も手帳にその要注意人物の名前を控えていたのですが、時間もたって手帳に要注意人物の名前を控えていることもすっかり忘れてしまい、わが社に応募があっても恐らく気がつかない状況でした。

そんな状況の中、関連施設のエンジニア職の求人にその要注意人物から応募があり、その関連施設の人事担当者も気がつかずそのまま面接し内定になってしまいました。

そして、私もその要注意人物の履歴書のコピーを事前にもらっていたにも関わらず、全く気がつかず素通りしてしまいました。

そして、その要注意人物の入社前日にグループ会社の社長が翌日に新入社員に渡す辞令書を見て、この人って協会で周知されていた要注意人物じゃないかな。

前職で盗みを働いた経歴詐称が入社後に発覚

人事部長には伝えていたんだけど、人事部長に確認しといてと秘書に命令して、翌朝、出勤したら秘書から私に報告がありました。

その話を聞いた瞬間、私はなんのことか分からなかったのですが、手帳を確認したら社長から伝言で聞いた人と同じ名前が書いていました。

これはまずいな。

やってしまった。

そう思いながら、同姓同名の別人の可能性もあるので、協会に確認したら、住所も生年月日も一致したので、危険な要注意人物だと言うことが判明しました。

そして、勤務していた会社名と在職期間を聞いたら、その会社での在職期間は空白になっていました。

その事が判明した時点で、関連会社から辞令書を受けとるためにわが社の応接室にその要注意人物が来ていると言うのです。

本来、関連会社で採用した従業員なので、関連会社の人事担当者が対応するものなのですが、もう、一刻の猶予もありません。

グループ会社の社長から辞令書を手渡される前に解決しようと思い、自分で対応することにしました。

経歴詐称が入社後に発覚した内定就職取り消し交渉は成功

まず、応接室に行って、その要注意人物に人事部長であるが、話があるので人事部長室に来てほしいと伝えて、ついてきてもらいました。

そして、履歴書を見せながらこの空白部分で勤めていた会社があるでしょう。

しかも、その会社で問題を起こして解雇されている事も知っている。

これは経歴詐称です。

経歴詐称なので、内定も就職も無効になる。

ここまで説明したら分かってくれますか?

と聞くとはいと返事をしたので、就職したことになっていましたが取り消すことが出来ました。

今回の件は、社長から指示があったときにもっと深刻な問題になる可能性があったので、私がしっかり覚えておかなければならない案件でした。

反省して同じようなことが起こらないように、要注意人物に気がつく仕組みを作ります。