日本人では不可能 人事部長は優秀なミャンマーやベトナムの採用や雇用し戦力化

先日高校の就職担当者と話をしたのですが、求人を出す企業や会社側からすると氷河期どころか、危険水準を通り越して破壊的な水準になってきていることが分かりました。

破壊的な水準というともうメタメタに壊されていると言うイメージですが、これは、大袈裟ではなく本当に今の現実なのです。

求人を出す企業や会社側からすると破壊的な水準に

わが社も毎年どころか毎日のようにリクルート活動をしていますが、日増しにその厳しさが増して来ています。

十年ぐらい前は事務の求人であれば、一週間で30名以上も応募者があり、面接するのも一苦労でいい人を選び放題でした。

それが今では数名来たらよい方で、来た人のレベルも低く妥協しないと採用できない時があります。

これだけ聞いても採用環境が厳しくなってきているなと言うことがよくわかるでしょうが、しかし、事務職は人気職種です。

まだ、ましなんです。

例えば清掃業務の仕事なんか一ヶ月間一人も応募がありませんでした。

倉庫作業員も全く応募がありません。

なので、仕方なく給与のベースをあげたのですがそれでもなかなか採用できないのが現実です。

そんな厳しい状況なので、高校生などの新卒で何とか採用できないかなと思うのですが、ここ数年高校生の新卒の採用は0です。

まあ、人気がない職種だからしょうがないんだろうな。

120名の高校に2社で200名の求人票が

人気の職種なら簡単に採用できるんだろうなと思って、高校の就職担当者に今の高校の新卒の就職状況がどうなのか聞いてみると驚きの回答がありました。

その高校は1学年120名なのですが、嘘みたいな話だが地元のあるスーパーマーケットからは100名、ある冷凍食品会社からは100名人材を紹介してほしいと言われたそうです。

単純に考えて2社からの希望が200名ですから、たった2社からの求人だけでその学校の1学年の定員を越えてしまいます。

なので、その就職担当者は無理ですと答えたそうです。

この話を聞いたら分かるように多くの企業や会社は人が足りていないのです。その足りていない企業がただでさて少ない人材を取り合っているのです。

これを破壊的な状況であると言っても過言ないはずです。

これは、高校生の新卒の話だけでなく大卒や中途採用についても同じことが言えます。

はっきり言いますが、日本人では必要な人材数を採用することが不可能なんです。

人事部長は優秀なミャンマーやベトナムの採用や雇用し戦力化が

なので、人事部長は日本人で必要な人材を採用することが不可能という前提でミャンマーやベトナム技能実習生などの採用や雇用を本気で考えなければならない時期になっています。

ベトナム人を採用したある建設会社の人事部長から聞いたのですが、設計ができる特殊技能で採用したが、日本人が10年ぐらいかかる事でもその建設会社に入社したベトナム人は2年ぐらいで出来るようになる。

日本人よりもよく働き物覚えも良いので、その会社では言葉の壁はあるもののそれもはじめだけですぐにコミュニケーションがとれるようになる。

日本人の何倍も優秀でよく働くので、会社内では日本人の雇用をやめて全てベトナム人で採用してはどうかと言う話が出ています。

ミャンマー人を介護技能実習生で採用したある介護施設の社長は、優しくて丁寧で頭が良いので、今では入所者の人たちが日本人に介護されるよりもミャンマー人に介護される事を喜んでいる。

そして、日本人の介護スタッフの手本になり今では日本人がそのミャンマー人を見習っているとの事です。

ベトナム人やミャンマー人を採用した企業や会社の人事担当者からは喜びの声しか聞こえてこないので、人事部長は本気で優秀なミャンマーやベトナムの採用や雇用を検討して、戦力化することを考えないといけない時代が来ています。