当社の支店が入るビルのオーナーが、一方的に建物を壊すので立ち退くように弁護士を通じて、通告があった件についてですが、以前のブログで紹介したかどうかは忘れましたが、こちらも弁護士をたてて対応することにしました。
そして、当社がやった内装工事の現存価値や引っ越し料金を調べて、立ち退きに当たって3000万円を要求しました。
その要求に対して、先方の弁護士からの回答は1000万円やなら支払いますよと言うことで全く折り合いがつきません。
その報告を当社が契約した弁護士からの報告を受けたのですが、思いの外、その弁護士が弱腰だったので、そんな対応ありえへんやろと思ってもの申してしまいました。
弁護士が弱腰だったので物申す
どこに私が引っ掛かったのかと言うと相手から出てきた1000万円のお金で了解しないと、交渉が長引きますよ。
とたった一回目の交渉で妥結しようとしたことです。
こういう交渉後とは一旦、こちらからちょっとでも多くの金銭を頂くために高めの金額を要求します。
そして、相手からは逆に支払いを少なくしたいので、少なめの金額を要求されます。
そして、お互いの希望する条件を出したあとから交渉が始まるのです。
そこから、お互いが歩み寄って妥協点を探して、和解となるのです。
それを当社が依頼している弁護士はようやく交渉が始まった一番はじめの時点の一番低い金銭で納得して和解しようと言い出すのです。
一番低い金銭で納得して和解するのでは弁護士は必要なし
そんなんでしたら、高いお金を支払って弁護士なんて使う必要ありません。
人事労務管理部長をしている私が先方に電話して、一方的に立ち退きなんてないですよ。
内装工事の現存価格や引っ越し代金を補償して下さいよと伝えて、じゃあ、1000万円だったら支払えます。
と言うような形でおさめる事が出来ます。
相手が好意で出せる金銭以上にお金を出してもらおうと思っているから弁護士を使っているのです。
ですので、こんな形で和解するのであれば、ガキの使いと同じです。
なので、こんなことを弁護士をしている方に言うようなことではないと思ったのですが、お互いに条件を出しあったところから交渉が始まるのではないのですか?
そして、そこからお互いが歩み寄り、金銭的に納得して和解となるはずです。
ビルの立ち退き要求 交渉中の弁護士の弱腰に活を
だから、弁護士として当社が得をするように最大限交渉してくださいと伝えました。
もしかしたら、長引かせて少々当社がもらえるお金が増えるよりも、無理な交渉をせずに早く和解する方が弁護士として金銭的な割がいいのかもしれませんが、そんな弁護士の都合を優先されて納得できるほど私は聞き分けがいい人間ではないので、できる限りこの弁護士には当社のために頑張ってもらいます。
この弱腰弁護士に活が効けばいいのですが。