ひと昔は外で働いて給与を稼ぐのは父親の仕事。
そして、母親は家で家事や育児。
それが、社会の常識でした。
男性も女性と同じように家事や育児をする風潮に
しかし、今はイクメンという育児をする男性をあらわす言葉ができるぐらい男性も女性と同じように家事や育児をする風潮になってきています。
私は四十歳代ですが、家事や育児ははっきり言ってほとんどしたことがありません。
なぜやらないのか?
イクメンに理解がないからと言われるとそんなことはありません。
今時、男性が働いて、女性が家で家事をするなんて凝り固まった考えなんて流行らないと思います。
では、なぜ私はしないのかと言うとそれは、父親である私も母親である妻もそれを望んでいるからです。
私は家に収入を入れることに集中したい。
そして、妻は外に働きに行くよりも家事や育児の方をしたい。
そのように二人の考えが一致しているので、どちらかが考えを押し付けるのではなく、二人とも望んでいるので、そのような役割分担をしています。
こんなことを言うと家庭を顧みない人間だと思われそうですが、土曜日は毎週家族で妻と子供たちを連れて一緒に遊びに行っています。
子供たちが小さいときから欠かさず遊んでいたので、現在中学2年生の長男、小学校6年生の次男、小学校4年生の長女も家族で遊びに行くのを楽しみにしてくれています。
なので、私は家族で楽しむ時間やお金(子供たちは年齢を重ねるごとにお金がかかる遊びを好むようになりますし、面白くなくなったら一緒に遊んでくれなくなると思っているのでそのお金はケチりません。逆に稼ぐ努力を人一倍します。)を作る努力を続けています。
私はイクメンの時代だからとその価値観を押し付けるようになるとこれまた時代錯誤で、ようは夫婦や家族が良ければどんな形だっていいという多様性が認められる時代だと考えています。
そういう考えを持っていて、私は会社で人事や総務関係の部長をしているので、多様性が認められる働き方が出来る環境を作ることに力を注いでいます。
なので、私が勤める会社では、短時間正社員もあるし、育児短時間勤務も法定以上に認められますし、男性の育児休暇を取る人も多いです。
なので、たまにメディアから働きやすい会社として取材されることもあります。
部下の育児休暇取得を拒絶する古い考えの管理職や上司を注意
このように人事や総務の部長として従業員の働きやすさや満足度を高める為に追求しているのですが、先日、あるシステム部門の課長が男性の部下の育児休暇の事で相談に来ました。
話を聞くと今は一人病欠いている状況で、このタイミングで育休を取られると仕事が回らない。
自分の感覚では男性は育児より仕事が大切だと思うし困るから育休の申し出を却下してもいいかと言う内容でした。
その話を聞いて、四十歳代前半の課長なのに時代錯誤はなはだしいなと感じました。
私が経営会議などで優秀な人材の確保や定着のためにどれだけ働きやすさを追求して、会社を改善していっているのか知っているはずなのに。
そんな古くさいことをやっていたら、今時の若い人には受け入れられないのが分かっていないのです。
だから、その課長に対して、女性が育休を取る場合、拒否したことないやろ?
今は希望する男性も育児をする時代や。
そこは公平に考えないといけない。
男性が育休取るのは権利であり義務である
だから本人がしたいというのなら育休を認めないといけない。
と伝えると仕事が回らないと言うので、そんなことをいう前に、今病欠の人がいつ復帰するか聞くなり、それならその男性が育休を取る期間派遣などを雇ってくださいと言うなり前向きに考えたらやれることあるやろ。
やる前から出来ないことなんて考えんとってと注意指導しました。
はっきり言って男声が育休を取るのは権利なので、その権利を拒絶する事は私の目が黒いうちは絶対に認めません。