私が人事労務管理部長をする会社は、従業員の採用をするために人材紹介会社を使っています。
その紹介会社は、一社ではなくメインで使っているところでも数社あります。
昨年だけでも紹介会社を使って40名ぐらい従業員を採用したので、その紹介料だけで4000万円ぐらい発生しています。
4000万円と言えば大金ですよね。
人材紹介会社を使って1年間に40名ぐらい従業員を採用
そんな大金を使って採用しているにも関わらず、数名はすぐに退職してしまいますし、数名は能力が低かったり、やる気が無かったりで戦力になるどころか足を引っ張ることがあります。
本当に本末転倒な話です。
面接でも、選別しているのですが、背に腹は代えられず、明らかにダメな人は不採用にしますが、少々難しいかなと思う人は大丈夫かな思いながらも採用してしまうこともあります。
どうにかして、現在よりも優秀な人材を採用する方法がないかなといろいろ考えていたのですが、もしかしたら、紹介会社毎の特徴や傾向があるかもしれない。
とりあえず何かの改善策が見えてしまうかも知れないからと考えて各紹介会社毎に採用した従業員をリストアップしていきました。
すると本当にいろいろな事が分かり思った以上の収穫がありました。
まず、4人紹介してくれた紹介会社は、すでに3名の人が退職していましたし、残りの1人も性格に問題がある人で、4人全員が50歳以上でした。
各紹介会社毎に採用した従業員をリストアップ
よって、この紹介業者は私が勤める会社に貢献してくれていないことが分かりましたし、むしろ人事労務管理部長の私の仕事の足を引っ張っていることが分かりました。
よって、この紹介会社は、よっぽど人材の採用に困った、頭数だけでもほしい危機的な状況の時のみ使うことにしました。
そして、ある10名採用している紹介業者は、10名全員が在職中で、大半が20歳代で、しかも優秀な人材の割合がダントツ多いと言うことが分かりました。
ということはこの紹介業者をメインにして、この紹介業者から打診があった人材は、少々余剰があったとしても採用する方向で面接をすれば優秀な人材を確保し続ける事が出来ると考えることが出来ます。
この紹介業者だけ、常に紹介の門戸を開いて、紹介してもらうと言うことです。
そうすることによって、その紹介業者の担当者も楽に仕事をすることが出来ますし、人事労務管理部長の私の仕事も楽にこなすことが出来ます。
各人材紹介業者の貢献度を把握して優先的に利用する
こういうWinWinの関係は大切にしたいものです。
(この紹介会社の担当者になぜわが社に若くて優秀な人材を紹介してくれるのか聞いたら、わが社に入社した紹介者の評判が良いからということでした。
よってこの担当者もわが社に人材を紹介することが出来たら、就職者の満足度も高いのでいい仕事が出来るという好循環になります。)
各紹介業者からの採用者をリストアップして貢献度を把握する事で今回もいい改善が出来たの良かったです。