課長に昇進した人に大切な仕事は部署の管理と優秀な部下の昇格だと伝える

今年の4月にわが社の私の配下にある従業員の3名を課長職に昇進させることにしました。

そして、課長になるとこれまで求められてきた主任や係長とは異なる仕事を求められるようになるのでその点をしっかり伝えて教育することにしました。

管轄部署のすべての従業員の適正な仕事の管理

まず、一点目がこれまでは自分の仕事が出来ていれば良かったのですが、今後は自分の仕事だけでなく、自分の管轄部署のすべての従業員が適正に仕事をやっていることを管理する事が仕事になります。

なので、仕事が出来ていない部下がいれば、部下だけの責任ではなく課長であるあなたの責任である。

なので、注意指導して仕事をさせることも必要だし、それでもやらないのであれば降格や退職させることも課長の仕事であると伝えました。

二つ目は部下が仕事がしやすいように管理することも必要だと言うことです。

部下が仕事がしやすいように管理

特に問題やトラブルがなければ大半の部下はそれなりに働くのですが、人間関係のトラブルやお客さんとの問題があればあれば、たちどころに業務がスムーズに進まなくなります。

なので、そういうときは見て見ぬふりをするのではなく、課長であるあなたがその問題やトラブルを解消するようにと伝えました。

そして、最後が一番大切なことなのですが、自分が上司や管理職に引き上げられて課長になったように優秀な部下を見つけて育てて主任や係長に引き上げて欲しいと伝えました。

社長や取締役や部長の立場では、平社員の仕事が直接的に見えないので、表面的な評価しか出来ません。

あの人、いつもニコニコして印象が良いとか。

優秀な部下を見つけて育てて主任や係長に引き上げる

会社内で会うといつも笑顔で挨拶してくれるとか。

そんな離れた場所から適正な評価をして優秀な部下を発見して昇進昇格させることなんて無理な話なんです。

なので、現場に近い課長が優秀な部下を引き上げる目を持つことが会社を強くするために大切なんです。

そして、主任や係長に育った部下を出すのは自分の仕事が大変になり嫌かも知れないが、そういう部下を必要とされる部署や関連会社に出すことで会社全体の組織の厚みが出てきて強くなってくる。

逆にそれができないワンマンな上司や管理職のもとではその課長などの管理職がいなくなったらたちまち崩壊してしまうような脆弱な組織になる。

だから、わが社の発展のためには課長クラスが優秀な人材を見つけて昇進昇格させることが必要なので、その点を念頭に置いて仕事をするように伝えました。

この3人の課長が私の指示通り動いてくれたら、おそらくわが社の競争力はかなり高くなるはずです。