入居ビルの解体に伴う引っ越しの日があと、2日に迫ってきました。
業者も段取りしたし、あとは引っ越しして、オーナーに鍵を渡して退去の確認をするのみと思っていたら、また、弱腰の弁護士が私を怒らせてくれました。
弁護士のくせに危機意識が全然ないエピソード
今回は弁護士のくせに危機意識が全然ないという全くもって不適格極まりないエピソードです。
どのようなエピソードなのかというと、ビルの解体を決めた新しいオーナーは他県在住で遠距離にすんでいます。
なので、引っ越し日がビルの賃貸契約の解約日になり、通常はその日に鍵を渡すことになるのですが、引っ越し日に取りに来れないから、引っ越し日の2日前に鍵を預かりたい。
引っ越しから退去の確認日までに数日あり、その時に何かあったらオーナーが部屋の中に入れないと困るから。
と先方の弁護士からわが社の弁護士に連絡が入り、そして、その弁護士から私に報告がありました。
その話を聞いたときに人を信用する素直な人や何も考えないぼんやりした人なら弁護士が言うのならいいよ。
分かりましたと返事をするのでしょうが、私はそんなにお人好しじゃないので、ちょっと待ってよ。
入居中のビルのカギを渡すと個人情報漏洩の可能性が
なんでわが社が入居中の鍵を渡さないといけないんだ。
相手は合意したがもめた相手だ。
悪意を持っていたら引っ越し前のわが社に入って、個人情報や備品を盗むかもしれない。
そんなリスクのあること出来ない。
と言うとそれよりも管理が大事なので。
と弁護士が言うので、じゃあ、先に鍵を渡した事で個人情報が漏洩したら、あなたが全て責任をとってくれるのか?
と聞くとそれはそうですがと言葉をにごすので、なんで今回揉めた相手の肩を持つんだ?
クライアントはわが社だ。
にも関わらず相手に有利なように進めようとしている。
お宅はわが社の要望を聞いて対応する立場じゃないのか?
言いなりで危機意識がない弁護士を厳しく注意
と聞くと黙りこくので、情報漏洩の可能性があるから、鍵の前渡しは出来ない。
当日などに取りに来るように指示しました。
私がそこまで強硬な立場をとって厳しく注意すると観念したのかその弁護士は分かりましたと回答して、先方の弁護士と鍵の引き渡し日を協議することに。
そして、結局退去した翌日の移転先に鍵を取りに来てくれることになりました。
やはり、先方だって理解してくれることだったんです。
これで大切な個人情報の漏洩の可能性はなくなったのですが、危機意識の乏しい弱腰の弁護士はこの仕事向いていないような気がしてなりません。