黒と白 敵と味方 100か0かでは成功しない どっちも正解のおおらかさが必要

人事部長の立場から見るといろいろな事が見えてきます。

するとものすごく仕事が出来て優秀なのですが、厳しすぎて部下が疲弊したり、要求が細かすぎて嫌になってしまうケースがあります。

黒と白 敵と味方 100か0かでは成功しない

なぜ、そんなことになるのかというとその上司や管理職の能力が高く、間違うことがほとんどないので、自分の考えややり方が全て正解と考えてしまうようになります。

そうなってしまうと部下が仕事をしていても、自分の考え方ややり方に反してきたら、全て不正解と言う結論に至り、自分の考え方ややり方を押し付けるようになります。

白か黒か。敵か味方か。

100か0か。

そういう話になります。

任侠の世界では親が黒いものを白いといったらそれは白になると聞きますが、一般社会の会社で、そんなことをやっていると部下が自分で考えて行動することによる成長の機会を失ってしまいます。

指示待ちのロボットみたいな人材しか育たない

ようは言われたことしかできない、指示待ちのロボットみたいな人材しか育たなくなるのです。

そんなロボットみたいな人材しかいなくても、白か黒か、敵か味方か、100か0かの管理をする上司であれば全ての部下を管理して部署として優秀な結果を残すのです。

なので、その優秀な上司や管理職がいる間は問題ないのですが、万が一病気などでその優秀な上司や管理職が急にいなくなるとたちまちその部署が回らなくなり本当に困ったことになります。

その上司や管理職がいろいろな指示をして、トラブルなどを未然に防ぎ、その部下が指示通り動くことによって仕事が滞りなく出来ていたのですが、いないので部下たちはどのように仕事を進めていけばいいのか判断できませんし、トラブルも未然に防げず、トラブルが発生したら業務どころではなく、たちどころに大混乱となります。

なので、常日頃から部下が自分で仕事を判断して行動できるように教育しなければならないのです。

では、自分で仕事を判断して行動できるようにするにはどうすればいいのかと言うと常日頃から部下の仕事をなるべく口を出さずに、任せればいいのです。

どっちも正解のおおらかさが必要で部下を見守る

そうすることで部下も失敗しながら、その失敗を乗り越えて、成長していきます。

よって、上司や管理職が黒と白か、敵と味方か、100か0であれやこれやと口を出していたら部下は絶対に成長しないので、これは100%失敗する、間違っていると自信を持てるとき以外は部下の仕事に口を出さないようにしましょう。

はっきり言って仕事は学校のテストみたいに答えは一つではありません。

どっちのやり方も正解とか、100%ではないけど80%は正解というケースが多いです。

なので、上司や管理職はおおらかな気持ちで部下の仕事を見守りましょう。