部下を褒めることの重要性がわかった人にはわざわざ説明する必要がないと思うのですが、部下を褒める言葉を真剣に考えることは非常に大切なことです。
上司や管理職である自分のために適当な褒め言葉を言っておけばいいと思っている人は、せっかく部下の褒めるところを見つけても、その褒めるメリットを十分に生かすことが出来ていません。
それは自分自身に当てはめて考えるとよく分かるのですが、どういうふうに褒められるとあなたは一番嬉しく感じますか?
私なら私が陰ながらやっていることをわかってくれて、その努力を認めてくれて、相手が本心で認めてくれている、褒めてくれていると感じた時に一番嬉しく感じます。
上司や管理職が本心で褒めてくれると感じた時が嬉しい
事務室でファイルを探している時に、さりげなく何か見つからないのですか?
と聞いてきて、スっとその書類を出してくれた時に、親切に対応してくれてありがとう。
なくって困ってたんや。
よく周りが見わたせてるねとか。
書類に付箋を貼ってくれていて、どうすればいいか分かりやすく書いてくれていた時は、書類だけだったら分かりにくかったけど、どういう事か詳しく書いてくれていたらかよく分かったわ。
よく気がつくね。
ありがとうとか。
皆さんもそう言われたらそうだな。
自分が気配りしたり努力していることを褒められた時に一番嬉しいと感じるな!!!
そして、褒められるのならもっと頑張ろう。
と思うのではないでしょうか?
部下がそう思ってくれたら、部下の成長を促すことになります。
なるほどこういう事をしたら上司や管理職が褒めてくれるのだなという事がわかり、褒められた部分はさらに磨きがかかるはずです。
ただ、この作業は言葉にして言うだけなら簡単ですが、相手に喜んでもらうように褒めることを実践するとなると非常に難しくハードルが高い作業になります。
初めは出来なくても部下を褒める言葉を真剣に考える
多分、真剣に部下が喜ぶように褒める気持ちがあっても非常に難しいことだと思います。
こんな偉そうなことを書いている私も全然出来ていません。
出来ていませんが、できるだけ時間の許す限り、部下を褒める言葉を真剣に考える作業はしているつもりです。
そして、ここまで偉そうに言ってきて開き直るつつもりではないのですが、私は完璧に出来なくてもいいのではないかと思っています。
上司や管理職が部下を褒める言葉を真剣に考えていることは、褒める言葉を聞けば、綺麗な気の効いた言葉でなくても部下に伝わります。
その部下を思っている気持ちが部下に伝わるだけで十分なのです。
上司や管理職が真剣に部下である自分のことを考えてくれているということがわかれば、それだけでモチベーションの上昇ややる気の向上につながります。
そして、部下を褒める言葉を真剣に考えて褒めているうちに、部下を褒める技術もだんだん上達していきます。
部下の成長を促すために褒める言葉を真剣に考える
部下に伸ばしてもらいたい部分を褒められるようになります。
そうなれば褒めることが部下の教育になり、成長につながり、いい結果や仕事が生まれるようになります。
そして、そのような優秀な部下を育てた上司や管理職が評価され、会社の業績も良くなり、給与や年収が増えます。
ですので、部下を褒める言葉を真剣に考えることは非常に重要なことなので決して手を抜かず努力していきましょう。
この努力を怠らなければ、部下から信頼されるいい上司や管理職になれるはずです。