耐震基準を満たさない営業所入居の建物が壊され強制退去に

なんの前触れもなく驚くような事が起きました。

それは、私が勤める会社の営業所が入居しているビルが壊されるので、新しく物件を借り上げて、改装工事をして、引っ越さないといけないと言うことです。

晴天の霹靂です。

耐震基準を満たさない建物から強制的に退去

不動産の仲介業者からそのような報告を受けたので、背景を詳しく聞いていくと、最近、大家が新しく代わり、古い建物なので修理費がかさむし、その新しい大家が、この建物は耐震基準を満たしていないので危険だ。

その後の利用方法は考えていないが、入居者に退去してもらい、建物を壊し更地にする。

と決めたからだそうてす。

(うわさでは建て壊してホテルを建設する予定だそうです。)

なるほど、そういうことであれば、理由は理解できるものの、その営業所は十年ぐらい前に二千万円ぐらいの費用をかけて改修工事して入居したビルになります。

よって、まだまだ新しいので価値もあり、強制的に退去させられたらわが社が損をします。

弁護士を利用して迷惑料や立ち退き料は請求することに

退去を拒否したり、費用を全て負担してもらえる等の救済措置はないのかを不動産仲介業者に確認したら、基本的に契約書通りだと言うことでした。

まじかと思いながらも、契約書を確認すると、半年以内に申し出たら、解約できるとなっていました。

ふざけるなと思いましたが、常識的な契約書ですので、出ていくことは仕方ない事なんだと認識を改めました。

ただ、そうは言っても、新しい物件で営業できる準備をしないと引っ越しが出来ないので、いつまでに退去が必要か確認したら、それは、大家が弁護士を通じて文章で通達してくると言うことでした。

恐らく、契約書通り、文章到着後6か月後になるだろうと言われたので、早速、営業所周辺の不動産業者10社に声をかけて物件探しを依頼しました。

その中の一社の担当者と雑談をしていろいろ教えてもらったのですが、契約書上、迷惑料や立ち退き料に関する条文がなくても、通常、引っ越し代金とか、改修工事費の一部負担金等は、出してくれる事が多いそうですので、また、弁護士からの通達が来たら、中身を精査して、少しでも営業所の負担が少なくなるように、努力していきます。

関連会社の営業所が入居できる建物を探す

ちなみにですが、不動産業者に依頼して2週間が経ちましたが、声をかけた10社の内、回答があったのがたった1社です。

やる気のない業者ばっかりだと思いながらも、このままでは、まずいのでインターネットを使い、アットホームのホームページで営業所周辺の不動産を探しました。

すると今まで以上に立地条件が良い(現在は都道府県庁所在地のJRの駅から徒歩1分の好立地です。)物件はなかったですが、3件ぐらい少々妥協すれば移転できそうな物件を見つけたので、また、社長と相談して見学等をしていきます。