転職エージェントは使い方によって、会社の従業員や社員の採用に役立つアイテムのひとつになります。
逆に使い方が悪いと、あまり従業員の採用の役にたちません。
同じ転職エージェントを使っても、使い方が良い会社と悪い会社では、紹介数に大きな差が生まれます。
では、転職エージェントに多くの人材を紹介してもらう為にどうすればいいのか?
目次
担当者の印象で紹介数に大きな差が生まれる
と言うと自分の会社のアピールポイントを正確に理解してもらう事が必要です。
ほかの会社と比較して、当社に就職したらどういうメリットがあるかということを理解してもらえないと、転職エージェントの担当者も登録者に対して薦めようがありません。
わが社のケースで言うと、給与や年収で考えると平均点より少々高い程度になるのですが、年間休日数が約125日あり多い。
有給休暇は全て取得できる。
やった時間外手当は全て支給される。
残業がほぼなく大半の従業員が定時帰宅しています。
そして社長が納得できる理由があれば、短時間正社員や土日祝祭日休みにすることもできます。
アピールポイントを転職エージェントに正確に理解してもらう
よって、仕事と家庭の両立がしやすく、フレキシブルに働けるので、他社などの遅くまでのサービス残業や研修と称した土日のボランティア出勤などの生活に疲れた方や子育てとの両立を目指す方が働きやすい職場になっています。
転職エージェントも、わが社のアピールポイントを心得ていますので、そういう条件を希望する登録者に対しては、わが社を一番に紹介してくれます。
よって、人事部長などの人事担当者は転職エージェントに対して、他社に勝てるアピールポイントを示すことが、転職エージェントから人材や従業員を紹介してもらう為に必要な仕事の一つになります。
他社と比較して大きなアピールポイントがある会社には、紹介会社を利用する事が人材の採用に有効な手段になりますが、もう一つ紹介数に大きな差が生まれる要因があります。
それは、転職エージェントの担当者も人間です。
しかめっ面して愛想悪い人事部長より、接待で仲良くなった人事部長が困っているのであれば助けてあげようと考えるのは当然のことです。
よって、転職エージェントを接待することも人材を紹介してもらう為に大切なことです。
次に信用できる転職エージェントとはどういうものなのかという事ですが、これは会社の風土や担当者の性格や考え方によって信頼できる出来ないが大きく変わってきます。
信用できない転職エージェントは、悪びれもなく性格的に能力的に問題がある人を紹介していきます。
これは実際にあった話ですが、ある紹介業者からほぼ同時に紹介を受けた2名のエンジニアが、入社してから自分の仕事のできないことを棚に上げて、自分に都合がいい要求ばかりしてきてきました。
この時は、2人とも1ヶ月程で退職してもらいましたが、紹介料は50%しか返金されなかったので、みすみす100万円を溝に捨ててしまいました。
2名とも面接で怪しい点があり、担当者にそう伝えたのですが、優秀な方ですからと熱心に薦めてくるので、わが社のエンジニアの懐事情も悪く、部署の業務を遂行するにも厳しい状況であったので採用してしまったのですが、まんまと騙されてしまいました。
正直な信頼できる転職エージェントを使う
そこから、数年間はその転職エージェントとの取引は中断しましたが、また、最近、エンジニア数で厳しい状況になったので、次に同じことをやったら二度と取引はしないと伝えて取引開始となりました。
背に腹は代えられません。
逆にある転職エージェントは少しではありますが、対応で人事部長である私の信用を勝ち取りました。
入社して3日で無断欠勤をして退職したエンジニアなのですが、本来、その転職エージェントは、入社1ヶ月いないの退職は75%返金なのですが、人事部長である私が、契約だから仕方ないが、たった、3日しか働いていないのに25%も手数料を取ったら二度と取引をしないと伝えたら、10%に減額してきました。
少しは誠意が見えたので、取り引き中断には至りませんでした。
それと別の転職エージェントの担当者は本当に正直な人でした。
ある国家資格を持った人だったのですが、お薦め度は50%で、非常に大人しい人で、重要な説明は一人では出来ません。
ただ、会社の都合もあると思うので、それでも国家資格を持っている人が欲しいということであれば面接で見極めて採用してください。
と事前に問題点を正直に説明してくれました。
一見、そんな馬鹿正直なことを思う人もいるでしょうが、仕事は一回きりではなく、信頼できる業者や担当者との仕事は永続的に続きますので、この担当者が私の信頼を勝ち取り、重宝されたのは言うまでもありません。
ある紹介業者も入社1週間以内の退職の場合は、紹介料の100%返金制度がありました。
紹介会社は従業員の採用の重要なアイテムの一つに
しかし、わが社の場合は、入社3日目に先輩社員の教え方にクレームをつけたかと思ったら、5日目に体調不良で長期休業すると言うことで、契約上、紹介手数料の返金義務はありませんでした。
ただ、戦力にならない人に紹介手数料を支払うのは納得できなかったので、紹介業者に現状と正直な気持ちを伝えたところ、理解してくれて紹介手数料を全額返金してくれました。
この紹介業者もいうまでもなく私の信頼を勝ち取ることが出来ました。
転職エージェントは会社の従業員や社員を採用する重要なアイテムの一つになりますので有効に活用しましょう。