小さい事を注意しただけなのに無断欠勤から退職とは

人事部長として一年間に200人以上面接をしている私ですが、ある職種の面接であまり印象が良くなく、採否を迷いながらも、応募者が少ない現状を加味して、採用した従業員が入社2日目に無断欠勤になりました。

私にはその従業員が無断欠勤になった思い当たる理由が一つあります。

それは通勤手当支給申請書に、実際生活していない住所を記載していることが判明したので、それはルール違反ですよ。

通勤手当支給申請書に関するルール違反を指摘

通勤手当は、職場までの通勤費を会社が出すという趣旨のものだから、不正に通勤手当を請求しているのと同じことですよ。

(実生活している住所の方が申請書に記載された住所よりも近かったので。

わが社の通勤手当は距離に応じて支給されるので、遠い住所で申請した方が通勤手当が多くなります。)

無断欠勤とは彼の将来が心配です

だから、通勤手当支給申請書を実際の住まいに書き直して出し直しをしてください。

とそれだけ伝えただけなのに、翌日通勤時間になっても出勤しない。

通勤しないからその配属部署から電話連絡する。

だが、その電話を無視して返信もなしと社会人にあるまじき行為です。

小さいことを注意しただけなのに無断欠勤とは

入社2日目でこの無責任な行動では、試用期間を乗り越えて、正規雇用になれる見込みがないので、試用期間終了とさせていただくことにしました。

こんな小さいことを注意しただけなのに、無断欠勤とは信じがたい行動で理解に苦しみます。

(しかも怒鳴りつけたわけでもありません。

優しく語り掛けるように伝えただけなのですが。)

結局、3日目に連絡がついて、退職したいと言うことでした。

その部署の係長が退職理由を聞くと、思っていたよりも厳しかったからだとの事。

おいおい、ただ単に優しく通勤手当申請書の書き直しを命じただけなのに。

こんなことより厳しい事は世の中にごまんとあります。

逆にないところなんて存在するのでしょうか?

お客さんがいて、上司がいてという構図の中では絶対にありえません。

退職させる手間が省けて助かりました

私がこのブログでやっているようなブロガー的な仕事であれば、そういうストレスはないのかもしれませんが。

ただ、ブロガーとして生活を成り立たせるぐらい稼ぐためにははっきり言って苦しみを耐え抜く努力と根気やリピーターが来てくれるような深みのある文章を作る力が必要ですので、なかなか成功するのは難しいでしょうが。

(深みのある文章を作るためには人よりも苦労を乗り越えてきた経験が必要です。)

正直、このまま勤めても絶対に戦力にならないので、人事部長の立場から考えると退職させる手間が省けたので助かりましたが。

この先、この程度の事で、仕事を投げ出してしまう彼の将来が心配ですが気を取り直して頑張ってほしいものです。