雨水流入で浄化できていない汚水を消毒液を入れて放流することによって、急場をしのぎ、そのままその問題を放置しようとした浄化槽メンテナンス業者を厳しく注意したというエピソードは別のブログで紹介しました。
そして、その業者が原因を調査することで、経過を見守ることにしていたのですが、その業者が調査した限りでは原因は分からないと言うことでした。
そして、駐車場や敷地内に溜まった水が汚水の排水ルートに流れ込むことが原因の可能性があるという報告をしてきたので、いい加減にしてください。
雨水流入の処理能力オーバーによる汚水の放流問題の原因は
そりゃ少々は雨水が入り込むと思うが、普通に考えて1日に70トンも入るわけないでしょ。
と伝えるとそうですねと言うので、なぜ、この業者は自分達の死活問題になるかもしれない案件なのに、誠実に真剣に調査をしないのか、原因を考えようとしないのか疑問に感じます。
ただ、現状ではこれ以上調査が出来ないようなので(具体的にその問題が発生していないので)、次回大雨が降ったときに調査することで納得しました。
夏だから台風でも来ないと雨は降らないな。
調査はいつになることやらと思っていたら、その一週間後に台風が来て、その日に大雨が降ったら調査に入りますと報告を受けました。
そして、先日、その結果が報告されたのですが、私が疑ってた、浄化槽新設時の工事の瑕疵担ではなく、経年劣化が原因だと言うことが分かりました。
浄化槽新設時の工事の瑕疵担ではなく経年劣化が原因
どういうことかというと屋上などの雨水を流す雨水管のマスが経年劣化で壊れて穴が空いていて、そこから流れ出た雨水が汚水管に空いた穴から入っていると言うことでした。
確かに私も現場を見ましたが、かなりの穴が空いています。
そして、雨水管に色のついた水を流して、汚水管に流入していることも確認できたようです。
ここまで分かれば私もある程度納得が出来ます。
なぜ、ある程度と表現したのかと言うとただ、ちょっと納得できない点があるからです。
どこが納得できないのかと言うとその穴から雨水が流れ込んだとして1日に70トンも水が流れ込んでくるのかどうなのかという点です。
その点について私の正直な気持ちを伝えたところ、メンテナンス業者の親会社の浄化槽設置も私の意見と同様で原因はこれだけではないと考えているので、引き続き調査をするし、ポイントには流量計を設置して調査を続けると言うことでした。
ポイントには流量計を設置して引き続き調査を
そういうことであれば、私も了解なので、この度は、いろいろ失礼な事を言って申し訳なかったと言うことと引き続きの調査をお願いする事と問題が発生しても正直に現状を伝えて前向きに対応してくれるのであれば、今回の様に私が激怒せずに建設的な話し合いが出来る。
だから、今後はそういう対応でお願いしますと頼みました。
これで一安心です。