このカテゴリーでは、トラブルや問題を起こすダメな不要な従業員や社員であると判断した時点ですぐさま辞めさせることを推奨していますが、辞めさせることを決意する前に、その人に他に向いた仕事がないか一度よく考えてもらいたいと考えています。
(全ての人に迷惑をかけるようなダメな人は考えるまでもないと思います。
能力的にその仕事に適性がない為にトラブルや問題に発展するが、しかし性格は良いとか。
別の仕事であれば出来そうだとか。
その会社にとって、雇用を継続するメリットが少しでも望める方に限ります。)
ダメな問題のある社員に向いた仕事はないか真剣に考える
その理由は、例えば事務の仕事で細かい作業を正確に出来ないとか。
制度やルールを正確に理解できる理解力や覚えておく記憶力が低い等で事務の仕事は無理だと判断されたけども、コミュニケーション能力が高く、愛想がよく人に好かれやすい人で、気配りが出来る営業や接客に向いている人とか。
世話好きで介護等の現場の仕事に向いているとか。
人それぞれ得意な分野や向いていることが異なります。
マネージャーや支店長としてはリーダーシップもないし影響力もないが、担当者として受付をさせたら誰にも負けない!!!
とか、愛想はないがひたすらパソコンを入力するスピードではかなうような人がいない。
とか、部下を指導や注意や教育する力はないがフォローする力を持っている。
とか、仕事をするスピードは遅いが、気配りが非常に出来る。
とか、従業員から嫌われる人間であるがお客様受けはよく、営業ノルマはきっちりこなす。
とか、営業は苦手であるが、黙々と行う細かい作業は得意だ。
と言う様なことがあるからです。
その人に向いていると思われる仕事があるのであれば、無駄に退職させるよりもその人にきちんと説明して、この業務については適正がなく任せられないと評価しているが、こちらの業務についてはこれらの理由で適正があると思っている。
適材適所を考えた方がお互いにウィン・ウィンに
もし、希望するなら配置転換や降格人事をするがと伝えたほうが円満に事が運びますし、その会社も適材適所に人材が配置できて、それまでの知識や業務経験の蓄積も無駄にならず、従業員や社員も無職にならずに自分に向いた仕事が出来るので、お互いにウィン・ウィンになります。
その人がどんなに無能で不要な仕事が出来ないダメな使い道のない従業員であっても、辞めさせられた職場をよく思う人はいないので、少なくとも、その退職させられた人や家族や友達はその辞めさせられた会社や企業を悪く思います。
そうなると微々たる数ではありますが、将来のお客様を失ったり、会社や企業のイメージダウンにつながります。
よって、不要で無能な仕事のできない無駄な駄目な使い道のない社員や職員や従業員や人材だなと思っても、無闇にやめさせるのではなく、配置転換や降格をして、別の部署や職種で生かせる可能性がないか考えることが必要になってきます。
辞めさせる決意をする前に適材適所がないか考える
これは人事部長をしている私の実話ですが、ある病院の部署で仕事が出来ない烙印を押されて、降格しましたが、その後、別部署の別職種での仕事が認められて係長や主任に昇格した人がいます。
これは仕事の適性や上司の好みが関係していると思うのですが、このように他の部署で別の職種の仕事にかわって、成功するケースもありますので、辞めさせる決意をする前に適材適所がないか考える事は非常に重要な人事部長としての仕事になります。
特に少子高齢化と好景気で従業員が採用しにくい今の世の中では、新しく社員を採用する事が難しいので、辞めさせる前に適材適所を考えるメリットは大きいはずです。