わが社では本社や関連会社などでシステムの構築やその他いろいろなサービスを顧客に提供するかたわら、ある関連施設で介護サービスを提供しています。
その中で介護のデイサービスを提供しているのですが、そこでちょっと困ったことが発生しました。
人材不足で介護デイサービスの昼食の提供を辞めさせて欲しい
どういう問題が発生したのかと言うと入居しているビルのオーナーが運営している高齢者専用住宅の給食を関連会社の介護デイサービスに来た人の昼食として購入して提供していたのですが、そのサービスをやめさせてほしいと言われたのです。
理由は食事を作るスタッフの採用が人材難で必要数確保できないので、その人数不足のところに施設長などの管理職が入ってなんとかやりくりしている。
施設長からもうこれ以上は無理だと言われたからと言うことでした。
なるほど、私も人事担当者をしているので、人材の確保が難しいことはよくわかります。
先方もかなり余裕を持ったスケジュールで相談してくれたので、私も理解を示して、ちょっと他の会社から昼食を買えないか確認しますと伝えました。
そして、関連会社の介護デイケアの責任者から確認して、食事の形態がきざみやとろみなど利用者の健康状態によっていろいろな形態があると言うことが分かったので、配達をしてくれる弁当業者何社かに相談しました。
配達をしてくれる弁当業者何社かに相談
するとそのうちの一社が介護食に対応できると言うことでしたので、営業に来てもらい打ち合わせをすることに。
わが社の要望を伝えたたあと、その打ち合わせの中で普通食よりも介護食の方が一食100円も高いことが分かりました。
そうなるとデイケアに来ている人の半数は普通食で問題ない人です。
それなら、半数は普通食にすると伝えるとその弁当業者の事情で、介護食と普通食は別の工場で作っているのと、営業成績は工場毎に出されるようですべての弁当を介護食の工場で引き受けたいと考えていることがよく分かりました。
そういう営業の気持ちもよくわかるし、デイケアの所属長としては介護食の方がカロリーが低く健康的で利用者の健康を考えるとすべて介護食にした方が良いとの意見があったので、正式に見積書を依頼することに。
そして、出てきた弁当の見積書を見ると普通食より一食当たり120円も高いではないですか。
高い見積書の単価や価格を値切る値引き交渉
これにはワタシも単価が高すぎると思ったので、お宅の都合でデイケアのすべての昼食を介護食に変更しようと思ったが、これは恩を仇で返すような見積もり金額だ。
この価格や料金で弁当を提供するつもりなら普通食は他の工場か別の弁当業者から購入する。
だから、すべて介護食にしてほしければ、一食当たりの単価を20円引き下げるように。
そう伝えました。
結局、その弁当業者の営業が上司に相談した結果、20円引きで契約できることになったので、やはり価格交渉はダメもとでも言ってみるもんだなと思いました。
その後は関連施設の施設長に取引までの打ち合わせを依頼して、私はタッチしていなかったのですが、最終的にいろいろな問題があり、私が価格の値引き交渉をしたときより、購入する弁当の数が半分に減ったようです。
なので、関連施設の施設長からどうしましょうかと相談されたのですが、弁当業者が何も言ってこなかったら、価格のことはこちらから話を持ち出さずに数が減ったと伝えて、弁当業者から値引きの取り消しを言われなかったら何食わぬ顔で処理してと伝えました。
結局、弁当業者からは何も言われなかったので、当初の予定より弁当の数が減りましたが値引きされた価格で取引できるようです。